自然科学書協会タイトル

 自然科学書協会 理事長あいさつ 
科学技術研究の促進を目指して


一般社団法人 自然科学書協会

理事長 金原 優 

理事長 金原 優
 自然科学書協会は1946年に創立された理学・工学・農学・医学・家政学の5分野における専門書を発行する出版社(者)で組織されている一般社団法人です。
  自然科学系の専門書は日本の科学技術研究に不可欠な知識と情報を日本の研究者に提供し、その研究の進歩と共に歩んで参りました。今日、日本の科学技術の研究レベルは理学・工学・農学・医学・家政学それぞれの分野において世界の最先端にあり、今後も進歩・発展し続けていくものと思います。自然科学書協会の会員社(者)はこれらの領域における研究者が必要とする専門書籍・専門雑誌、ならびに将来これらの分野の研究活動を目指す学生向けの教科書・参考等を発行し、日本の科学技術の発展という公共の利益に資することを目標として活動しております。
 自然科学系の専門書の発行と流通は一般書と大きく異なる側面が多々存在します。自然科学系の専門書の内容は、その利用目的から厳格な正確性が求められるのは当然のことです。その記載が直接研究成果に反映されることも多く、場合によっては人間の生命にも関わる情報を掲載していることから、自然科学系の専門書としてその重要性を認識しながら出版活動を展開しなければなりません。一般的に専門領域の先生方を対象としていることから必然的に発行部数は少なく、特定の領域に限定された方々のみが読者層になります。しかし、一方ではその公共的・公益的な使命から、限られた読者層の方々の中ではできるだけ多くの研究者に利用して頂くことが必要であり、幅広い流通は絶対に確保しなければなりません。国内に広く存在する自然科学系の大学・教育機関、研究施設、開発企業、医療施設等に十分かつ迅速に出版物を流通させることは重要な課題です。著作物は著作権制度によって保護されていますが、専門書における著作権の保護を図りながら出版物ならびにその記載内容の利用はできるだけ促進しなければなりません。専門書は一般の出版物とはやや異なる形での出版電子化が求められています。その対象が研究者である以上、様々な情報を素早く検索し、研究者の求める情報を適切に提供できる電子出版の形態を作り上げることは出版社(者)ならびに自然科学書協会に与えられた重要な課題です。
 自然科学書協会はこういった専門書としての特有問題と共通課題に取り組み、流通の確保、内外のブックフェアにおける出版物展示、専門書出版の電子化、消費税率変更への対応、著作権の保護、出版物の複製・電子化利用への対応等を行っております。
 自然科学書協会は専門書読者への対応に加え、一般の読者、次世代の研究者等を対象とした講演会やセミナー等も開催し、難しい専門領域の話を分かりやすく説明することによって自然科学に興味を持ってもらう活動も行っております。
 自然科学書協会は会員社(者)と共に理学・工学・農学・医学・家政学研究の進歩と発展ならびにその促進を目指して専門書の出版活動を継続して参ります。どうか今後も当協会の活動にご理解とご協力をお願い申し上げます。
(2013年9月吉日)



         

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