自然科学書協会タイトル

 一般社団法人 自然科学書協会 
副理事長就任にあたって

(2015.8)  

   一般社団法人 自然科学書協会  
副理事長 南條 光章  
     一般社団法人 自然科学書協会  
副理事長 筑紫 恒男  
 

 このたびの当協会役員改選にあたりまして、新設の副理事長を仰せつかりました。もとより浅学非才の身でありますが、お引き受けいたしましたからには、役員と力をあわせまして当協会のさらなる発展のため、微力ながら務めてまいる所存です。会員社の皆様におかれましては、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。
 さて、当協会は平成28年に創立70周年の節目を迎えます。また、その間に公益目的支出計画の最終年を迎えます。そして、次年度からは、一般社団法人として一層自主的な運営を担うことになりますが、まずは、計画終了に向けまして、諸事業を粛々と実行してまいりたいと思います。
 当協会は理・工・農・医・家政各分野の出版社が、その時々の問題や課題を解決しつつ、また一方で、会員同士の懇親にも力を注ぎつつ、存在感のある業界団体としての地歩を固めてまいりました。
 しかしながら、昨今の出版業界を取り巻く問題や課題は、協会の強固な繋がりだけでは到底解決できません。特に、販売面におきまして取次会社の倒産、書店数の減少等という厳しい状況が現実として現れています。
 一方で、今年度のノーベル生理学・医学賞で大村智先生、物理学賞で梶田隆章先生が受賞されたことは、自然科学の発展を陰ながら支える当協会にとりましても大変喜ばしい出来事と特筆されることと思います。会員社の一員として、より一層良書の出版に努めていきたいと意を強くした次第です。
 このような現況のなか、協会運営に関しましては、金原理事長のもとにこの二年間で着実な活動を実行してきているところです。特に著作権問題に対しては、その解決に向けて先頭に立って対応していただいております。さらに、今後の二年間で当協会の目指す中期的な方向性や、存在感のある業界団体としての役割を示していけるよう一緒になって取り組んでいきたいと考えております。
 今期より、専門委員会の各委員長に若手理事を登用しており、各委員長からは本誌面で抱負を語っていただいております。積極的な委員会活動を通して、当協会会員社へのメリットが存分に発揮できるものと期待しております。
 現在、当協会会員社は67社です。今期より、理事は15名となりました。会員社の皆様におかれましては、何卒積極的に当協会活動にご協力、ご参加を賜りますよう、切にお願い申し上げまして、就任のご挨拶といたします。

 

 8月に開かれた第1回理事会において、金原理事長より副理事長就任を要請され受諾しました。副理事長職は今回新たに作られた職位です。理事長を補佐し、協会内全般を見渡して、十分な活動ができるよう尽力したいと考えています。
 ご承知のように、当協会は、戦後日本が科学技術立国として発展できるために必要な自然科学書の出版が健全にできるよう昭和21年11月に設立された法人で、来年70年を迎えます。
 協会の目的は、設立時の会則には「本会は自然科学専門図書出版関係者相互の親睦、連絡並にその文化的使命達成のため調査研究をなし以て斯学の向上に寄与するを目的とす」と記され、一般社団法人となりました現在の定款には、「この法人は会員の信頼と協力によって、自然科学に関する出版事業の文化的使命の達成を図ると共に自然科学およびその応用の進歩向上に寄与することを目的とする」とされています。主旨は発足時のものと変わりません。まさにこの目的に則り、現在まで活動してきました。
 当協会会員社にとどまらず、良質な自然科学書の出版活動ができるようにすることが協会の役割かと思います。出版界は知的所有権の問題、出版物電子化の問題、売上の低迷などで揺れ動いています。それらの動きを見極め、協会の活動を如何に展開すべきかを考えたいと思います。
 副理事長としての職務を追求しつつ貢献したいと存じます。会員社各位のご協力をよろしくお願い致します。

(いずれも「自然科学書協会 会報2015年 No.4」掲載)




         

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